こんにちは! 内海あさです。
本日は、チアダンスとは何か?
ポンダンスで全国大会優勝経験のある筆者が、チアダンスについて解説していきたいと思います!
チアダンスとは?
チアダンスは、オリンピック競技のチアリーディングから派生した、芸術性の高い表現スポーツです。
海外では「パフォーマンスチア」や「ソングリーディング」などと呼ばれています。
競技においては、ダンスの技術や振付構成、チームとしての一体感や表現力などが採点の対象になります。
競技者の笑顔や迫力ある演技によって見るものを元気付け、また競技者自身も元気になれるスポーツです。
また、競技人口は子供から大人まで幅広く、それぞれの年代に合った楽しみ方ができるスポーツ競技です。
(シニアのチアダンスのチームもたくさんあるんですよ!)
競技としてのチアダンス
競技としてのチアダンスは、部門に分かれています。
ここでは、USAジャパンのルールブックを引用して、部門ごとの特色を紹介します。
Pom部門
Pom部門の特徴は、シャープ・クリーン・かつ正確なポンモーションテクニックです。
演技には、シャープ・クリーン・かつ正確なポンモーションテクニックを取り入れること。
https://www.usa-j.jp/usa/uploads/sites/4/2023/06/AD-Rule-Book_0627.pdf
グループの実施には、同調性、均一性、位置間隔が重要である。
演技の振付には、以下ダイナミックな効果(音楽性、流れるような創造的な移動による視角効果の演出、高低差、グループワーク、動きやスキルの複雑さ)が重要である。
演技全体を通して、ポンを使用することが求められる。
ユニフォーム/コスチュームは、カテゴリースタイルを反映したものでなければならない。
Hip Hop部門
Hip Hop部門の特徴は、グルーブ感とスタイルを含む、本格的なストリートスタイルの動きです。
演技には、グルーブ感とスタイルを含む、本格的なストリートスタイルの動きを取り入れること。
https://www.usa-j.jp/usa/uploads/sites/4/2023/06/AD-Rule-Book_0627.pdf
グループの実施には、同調性、均一性、位置間隔が重要である。
演技の振付には、以下ダイナミックな効果(音楽性、流れるような創造的な移動による視角効果の演出、高低差、グループワーク、動きやスキルの複雑さ)が重要である。
衣装やアクセサリーは、ヒップホップカルチャーを反映した特徴的なものであること。
Jazz部門
Jazz部門の特徴は、トラディショナルまたはスタイルのあるダイナミックな動き、強さ、連続性、存在感、正確なテクニックです。
演技には、トラディショナルまたはスタイルのあるダイナミックな動き、強さ、連続性、存在感、正確なテクニックを取り入れること。
https://www.usa-j.jp/usa/uploads/sites/4/2023/06/AD-Rule-Book_0627.pdf
グループの実施には、同調性、均一性、位置間隔が重要である。
演技の振付には、以下ダイナミックな効果(音楽性、移動、動きやスキルの複雑さ)が重要である。
演技全体の印象は、音楽性を活かすため動きのダイナミックさに変化をつけることを理解した上で、生き生きとエネルギッシュで感動を起こさせるものであること。
ユニフォーム/コスチュームは、カテゴリースタイルを反映したものとする。
チアダンスのテクニック
チアダンスには、ジャンプやターン、キックなどのテクニックが存在します。
ジャンプ
以下のようなジャンプテクニックがあります。
- トータッチ
- ハードラー
- ジュッテ
- シェネトゥタッチ
- スイッチ
- Cジャンプ
ターン
以下のようなターンテクニックがあります。
- シェネ
- ピケターン
- ピルエット
- フェッテ
- レッグホールドターン
- イリュージョン
キック
以下のようなキックテクニックがあります。
- フロントキック
- ヒッチキック
- サイドキック
- ファンキック
音楽に合わせて連続でキックを繰り出すラインダンスなども特徴的ですね。
チアダンスで身に付く力
協調性
チアダンスでは、「同調性」や「画一性」といった項目がスコアシートに存在します。
音楽に合わせてアームモーションを揃えたり、フォーメーションを美しく保ったりする必要があります。
高度なチームワークが求められるため、協調性が養われます。
筆者は部活動でチアダンスを経験しました。
練習時間の中でより良いパフォーマンスを発揮するために衝突することもありましたが、同じ目標に向かって衝突を乗り越え、真の仲間になりました。
高校時代に一緒にチアダンスに取り組んだ仲間とは、30歳になった今でも年に数回は集まっています。
まさに生涯の友を得ました。
運動能力
チアダンスは全身運動なので、全身バランス良く鍛えることができます。
特にターンテクニックを通じて体幹が、ジャンプテクニックを通じて跳躍力が身につきます。
音楽に合わせて踊るので、リズム感も養われます。
基礎としてバレエにも取り組むため、柔軟性も身につきます。
本番力
チアダンスでは、発表会や大会、イベントを通じてダンスを披露する機会が多いので、本番に強くなります。
最初は緊張してうまくいかないものですが、発表の場がとにかく多いので、次第に本番に向けた準備の方法を身につけます。
全国大会の決勝なんかは極度に緊張しますが、その中でもいつも通りのパフォーマンスができるように練習するんです。
そうした経験のおかげで、筆者は大学受験や就職活動の面接では全く緊張しませんでした。
30歳になった今でも本番には強い方です。
日本のチアダンスの団体
日本のチアダンスの団体で、有名な組織が二つあります。
どちらも大会を開催しています。
競技としてチアダンスに取り組むチームの多くは、JCDAとUSAに参戦することが多いですね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
他にも気になることがあれば、コメントで教えてくださいね!
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